深くて速い呼吸で、無意識にアクセスしていきます。
ホロトロピック・ブレスワークはチェコスロバキア人のスタニスラフ・グロフ博士によって創始された呼吸を使ったセラピーです。
心彩でのブレスワークは、ショートブレスになります。
ブレスワーク当初はLSDを用いて行われていましたが、麻薬禁止法によりLSDのような薬物に頼らずに人を変性意識状態へと導くための方法として用いられ、トランスパーソナル心理学における代表的なセラピー技法のひとつとして実践されています
ブレスワークは、心身に深く働きかけ、強く抑圧された意識を解放するために非常に効果的な技法といわれています。独特の呼吸法により、日常的な意識状態ではアクセスできない意識・身体の記憶などと向き合い、自分の新しい側面をみつめていきます。
このブレスワークは、激しい音楽をかけながら、横になって深くて早い呼吸をすることで、日常よりも深い意識状態で自分と出会い生命力を活性化させ、その人本来の姿を取り戻していきます。
呼吸中の体験では、様々なヴィジョンや身体感覚、誕生時や幼少期の記憶・感情などが浮上しますが、個人差、そのときの状況によって異なります。なお、変性意識に入っていても、深夜寝ていて夢を見ているような状態ではなく、いまここの現実も把握出来ています。
ブレスワークの流れ
2人1組で行います。
呼吸をする人をブリーザーといい、ブリーザーのお世話役をシッターといいます。ブリーザーは横になり深くて早い呼吸をします。
シッターはブリーザーの横について見守ります。安全にワークが行われるように見守ります。必要に応て水を飲ませたり、毛布やタオルをかけます。
個人セッションの場合、セラピストがシッター役もかねます。
ブリーザーでの体験
意識の作図 (体験するであろう領域)
1.感覚的障壁(センサリーバリア)
誰もが体験するであろうといわれる、一番浅い層。体がしびれたり、色や幾何学模様が見えたり、臭いや音が聞こえる体験。
これらの体験は、深い象徴的な意味がなく、魂への旅が始まる前に通過しなければならない障壁という意味で、感覚的障壁(センサリーバリア)とも言われている。
2.自伝的領域
誕生から現在に至るまでの重要な出来事や人生の環境に関連しているもの。
これまでの人生における未解決の葛藤、抑圧された記憶などが、無意識から浮上し、再体験することがある。抑圧された感情や痛みがクラスター(ブドウの房のような塊)となり、たとえば「悲しみ」のクラスターでは、悲しい出来事がいくつも集まっているため、悲しい出来事が次々と思い出されたりする。
3.分娩前後の領域(ペリネイタルレベル)
受精して母体から生れ出るまでの領域を、4つに分けることができる。
「羊膜の宇宙」
子宮の中で羊水の中に、浮いている状態。胎児にとっては、完全に守られた至福の状態。
安全で温かく、無条件に豊かな状態。
妊娠中に母親が無理をしたり、過度のアルコール・喫煙、強度のストレス、薬物依存などがあると、胎児に悪影響を与える。
「宇宙への吸引と出口なし」
胎児は成長し、陣痛は始まるが、子宮口が開いておらず、出口がない状態。
胎児にとっては、子宮の収縮が起こるたびに、血液の供給つまり酸素・栄養・暖かさの供給が制限され、不安や生命の危機や絶望感などを感じる。
「死と再生の葛藤」
子宮の収縮が続き、やっと子宮口が開き、産道を胎児がゆっくりと進むことが可能になる。
この段階は、生存のための熾烈な戦い、押し潰すような圧迫、極度の酸欠・窒息状態になる。
「死と再生の体験」
出産の戦いの苦しいプロセスは終わりを迎える。長期間における暗闇を抜けた末、初めて明るい光に直面し、へその緒が切断され、母体から分離される。
子宮側から見れば「死」であり、この世から見れば誕生「再生」となる。
4.トランスパーソナル領域
意識が通常の自我の境界を超えて広がり、時間と空間の限界を超越する。
前世や過去世体験、自然と同一化、宇宙体験現在のところ、われわれの理解が及ばない個を超える体験となる 。
ブレスワークは、心身に深く働きかけ、強く抑圧された意識を解放するため、号泣、激怒、歓喜などが起こる可能性があります。また、感情の代理反射として嘔吐することもあります。これは感情を吐き出す代わりに、食物を吐くという反応が起こることです。
憑物が取れたようなすがすがしさを感じ、平和や安堵感を体験することもあります。
ブレスワーク グループセッション
日時: 未定 10:00~16:30
料金: 12,000円
定員: 10名
場所: 大阪市内(詳細はご予約時にお伝えします)
持ち物: タオル、タオルケットか毛布
服装: 身体を締め付けない服装(スカート不可)
ブレスワーク 個人セッション
日時: 随時 飛沫感染によるコロナウイルス感染予防のため中止
料金:15,000円(約90分)
場所: 大阪市内(詳細はご予約時にお伝えします)
ブレスワーク参加にあたり健康上の注意
高血圧症、内分泌系の疾患、心臓病、糖尿病、呼吸器系疾患、てんかん症、妊婦、精神科・神経科の治療を受けておられる方は基本的にはご参加いただけません。不安な方は、事前にご相談ください。