心彩では、ゲシュタルト療法とボディサイコセラピーを融合させた個人セッションやワークショップを行っています。
ゲシュタルト療法とは
ゲシュタルト療法は、フレデリック・パールズ夫妻によって生み出された心理療法で、人間は外部の世界をバラバラな寄せ集めとして認識するのではなく、意味のある一つのまとまった全体像(ゲシュタルト)として捉え、認識します。
ゲシュタルト療法は「今ここ」を中心としたセラピーです。過去は変えることができない、未来はまだ来ない、変えることができるのは、「今ここ」だけなのです。過去の辛い体験を話すことで、「今ここ」にある身体で感じ取り、「今ここ」の感情と身体感覚のエネルギーにフォーカスしていきます。
サイコドラマやエンプティチェアと呼ばれる寸劇(人間関係の再現ドラマ)を行い、登場人物になって動いてみる、その場で感じたことを言ってみる、というようなことも行います。
ボディサイコセラピーとは
「ボディ」は身体、「サイコ」は心・精神・魂、「セラピー」は療法という意味です。
サイコセラピーは心理療法、ボディサイコセラピーは心身療法です。
身体は、不都合な感情を身体の奥底に閉じ込めるため、筋肉を硬直(筋肉の鎧化)させます。
一般的に心理療法ではクライアントにセラピストが直接触れることがありませんが、ボデイサイコセラピーではクライアントの意志を尊重しながら、身体に触れていくことがあります。
ボディサイコセラピーでその硬直の原因を探り、様々な手法で働きかけることで、身体と心の柔軟性を取り戻します。
身体と心の関係について
- 胸腔・・・呼吸とエネルギー、インスピレーション、解放状態「喜び」萎縮状態「恐れ」
- 足・・・グラウンディング、地に足をつける、理解する
- 腕・・・与えること・受け取ること、ハートの触手、愛と攻撃性・恐怖
- 骨盤底・・・セクシュアリティー、コントロール(我慢)とゆだねる(明け渡す)
- 内臓(腹)・・・全ての感情が集結、ガッツフィーリング(底力)
- 背中・・・抑制する(呼吸、独立、攻撃性、自発性、性エネルギー、感情)
- 顔・・・感情と表現、コミュニケーション
- 頭・・・理性の座、バランス(理性と本能)
◆ゲシュタルト・ボディサイコセラピーグループワーク
ボディサイコセラピーの特徴である筋肉の動き、関節の可動域、皮膚感覚、表情、呼吸、喋り方、しぐさなどの意味を探りながら、ゲシュタルト療法の理論も重ね合わせ、概念化された生き辛さや心の癖に触れていきます。
自分自身の気づきや癒し、日常でのコミュニケーションでも役立ちます。
人との関わりが多い方にもおすすめです。
開催日: 5月3日(金祝)コロナウイルス感染予防のため中止
時間: 10:00~16:30
料金: 10,000円
定員: 6名
場所: 大阪市内(申し込み後にお知らせします)